小学校低学年の飛躍的成長②

昨日、小学校低学年の頃、roboにどのような働きかけをしたのかということを、①②まで書かせていただきましたが、いつになく応援のポチをたくさんいただきました。いつも本当にありがとうございます😄✨

私の頑張って来たことに対して、労いのお気持ちを表して下さったり、もしかしたら、roboが小さい頃、どんな療育を行ったのか知りたい方も多くいらしたのかな、と思いました。

皆様のそんなお気持ちに励まされて、今日は③④について書かせていただきたいと思います✏


③一歩先の努力をさせる

自閉症スペクトラムの子は、決まったことを繰り返すことが好きで新しいことや新しい場所に不安感を抱くことがあり、自らチャレンジするという精神に欠ける場合があります。また、興味に偏りがあるため、自分の興味のあることなら人一倍頑張れるのに、興味のないことは極端に取り組めなかったりします。

ですから、私はこちらからの働きかけにより、ほんの少しの無理を本人にさせて、一歩先の努力をさせる働きかけをしていました。ですが、恐怖心が強かったり、変化を嫌うこの子達には、それは、とても難しいことですから、大人側の工夫が必要です。

質問形式で、どうすべきか本人に考えさせたり、選択肢を与えて自分で選ばせたり、3秒間だけ頑張ろう!と誘ってみたりしました。物語を作って話して聞かせ、自分の状況を客観的に把握させて、頑張ろう!という気持ちにさせたりしました。

私は出来るだけ、叱る、という手段を使わないようにしていました。その時はうまく行くかもしれませんが、親子の信頼関係を築きにくくして、思春期以降、親の言葉に耳を傾けなくなる可能性が高くなるからです。また、本人が思考して自ら行動するという習慣を身に付けさせることにつながりにくいからです。

ちなみに、このように少しの無理をすることは、嫌なことがあったとしても、少しだけ我慢してまわりに合わせたりすることができるようになることにもつながります。

また、我慢を強いるだけでなく、好きなことをさせることで、世界を広げ、一歩先の努力をするに至ったこともあります。


④自己肯定感の保障

低学年の頃は自己肯定感を保障することを最も大切にしました。小さい頃に「自分はそのままでも、周囲に受け入れてもらえる」という意識がしっかり身に付いた子は、高学年以降、はたまた大人になってからも意欲が強く頑張りのきく人になる、と私は考えていました。

ですから、この時期は、「皆と同じことをする」ということよりも「ありのままを認められる」という体験を多く積ませることを最優先にしました。

それは、甘やかすということとは違い、改善や成長を求める働きかけは常にしながらも、本人が「僕なんかダメなんだ。」とか「いくら頑張ったって誰にも認めてもらえない。」という気持ちを強く味わわせないことを目的にしていました。

それで、私は迷わずroboを個別支援級に所属させました。個別支援級は勉強などほとんどしませんし、一般の子とは違った空間でしたが、「皆と同じであること」よりも、本人のメンタルヘルスを重んじました。

それに、当時のroboは、勉強を一般級で受けても身に付かなかったと思います。個別支援級で「紐結び」や「折り紙」、そして、「お誕生日会に参加するマナー」などを丁寧に教えていただいた方が余程ありがたかったのです。勉強は家でさせればいいのですからね📕

このように周囲からの過剰なプレッシャーがかからない環境で過ごしたことが、その後のroboの精神的ベースになったと私は思っています。

「僕はこれでいいんだ。」と思える子は、人を信頼できるようになるので、素直な気持ちで周囲の人達と関われます。「僕が失敗しても皆は見放さない。」と思っている子は、失敗を怖れずにチャレンジが出来ます。

こういうベースを個別支援級で身につけさせていただいたroboは、その後、一般級という大海原に出て行き、数々の荒波に打たれたり流されたりしても、何とか溺れずに、泳ぎ切ることのできる子になっていったのだと思います。

つまり、スキル面とメンタル面の両方にアプローチすることで、roboは、伸びて行ったのではないかと思っています。メンタルヘルスがしっかり保障されていなければ、低学年の頃の伸び自体も期待できなかったと思います。

もし、一般級で長期間にわたるいじめにあっていたり、当時のroboの成長段階にふさわしくないスキルを求められて、自己肯定感が大きく下がっていたとしたら、おそらく自己肯定感を取り戻すことからスタートしなければならなかったと思うので、成長の遠回りをさせていたことと思います。


以上、簡単にポイントを絞ってroboの低学年の頃の取り組みを紹介させていただきました。お子さんによって状況が違うので、参考にならない部分も多いと思いますが、こんな例もあったのかと、知っていただけたら、幸いです。


スペイン料理のランチです🍴
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Commented by lapinmillemille at 2018-02-12 13:18
こんにちは。
昨日は、コメントをありがとうございました。

息子はチャレンジ精神が少なくて、でも無理強いではない、上手な働きかけが出来なかったので、
robo223さんのように、小さい時から、少し一歩先を行かせる指導が出来ていたら、また今の自信度も違っていたのかなあなんて思います。

でも、それなりにしか出来ない息子も、私は受け入れるようにしているのですが…。

自己肯定感の保障については、私もこれが一番大切かなと思います。
あまり、私は出来ていないと思うのですが…。

以前に、犯罪をおこす子供たちに接見をする、医師か心理士の方がかいた、子育ての本を買いました。

そこには、「親が子供にあげられる最高のプレゼントは、自己肯定感と安心感だ」とかかれていました。

その部分が印象に残っていて、引っ越時に本を処分する際、そのページを切り取って持ってきました。
また、基本に立ち返らせて頂いた気分です。

そのままの子供を受け入れながら、
robo223さんを見習って、精一杯導いて行きたいです。

これからも、記事を楽しみにしています。
Commented by robo_223 at 2018-02-12 13:47
lapinmillemilleさんへ

コメントをありがとうございます。

lapinmillemilleさんも自己肯定感を1番大切にしてらっしゃるんですね。私も「最高のプレゼント」だと思っています。

小学校までは、「自己肯定感と安心感」を与え、今は「自発性」を促すことを主に心掛けています。

でも、自己肯定感って何かが出来るから身に付くわけではなく、何も出来なくても許されること、存在自体を認められることで身に付くものだと思います。

何かが出来なければ、親に認めてもらえないようでは、本当の自己肯定感は身に付かず、精神的なベースがしっかり出来上がらないと思います。

その点、lapinmillemilleさんは、きちんとそのままの息子さんを受け入れていらっしゃるからこそ、息子さんは順調に成長されているのだと思います。

スキーでも、息子さんは、次の級を目指して、一歩先の努力をしようとされていますよね。ちゃんと意欲が育ってらっしゃると思います。

意欲があれば、成長して行く過程で、色々なことを学んだり身に付けて行ったりすることができますので、能力よりも意欲の方が大切だと感じています。

お忙しいところ、いつもブログを読んで下さりありがとうございます。
Commented by suzu62taha88 at 2018-02-12 22:34
>「皆と同じであること」よりも、本人のメンタルヘルスを重んじました。・・・

最近の悩み事にリンクするその言葉にはほっとさせていただきました。

robo君を特別支援級に入学させたところには、本質をよく見極められたと感心します。
もしその様な状況になったなら、教科学習が遅れそうな気がし不安になると思うのですが、「家でやればいい」という言葉に「そうですよね。」と納得しました。
確かに、家でできること(出来そうなこと)よりも、学校だからできる情緒にまつわることを優先させたほうがいいですね。

Commented by kari at 2018-02-13 02:23 x
こんばんは。今朝はお返事ありがとうございました。また第2弾も早速アップ下さり感謝申し上げます。興味深く拝見しました。
少し先の努力をさせること、自己肯定感の理解、忘れがちな私ですがとても大切な事だと忘れずにいますね。
色々やらせたい私は双子の弟が自然と身につけてきたことを記憶しておき、半年後くらいに自然には到底吸収しないことを息子に無理矢理スタートさせています。今なら平仮名書き。10日ほどでほぼ書けるようになり、課題の時期があっていたと喜んでます。でもどれだけ努力しても根本的なことは半年後でも1年後でも無理な事が多々あり、自閉度をマイルドにさせることが、運動や学習だけでは改善出来なくて悩んでいました。今日はそのヒントを頂けたと思います。ありがとうございます。
以前ママさんがコメントかブログで記されていらした知性に訴えかける指示も気をつけていますよ。私も仕事を減らすことをして、もっともっと息子に関わりたいです。
Commented by robo_223 at 2018-02-13 07:57
ふぅ君ママさんへ

コメントをありがとうございます。

まわりの様子を見て色々なことを習得できるのなら、それは一般の子と変わらないということになるのだと思います。しかし、roboは個別に大人から一つ一つ教えてもらわなければ、習得できない特性があるからこそ、一般の子と同じにすることは有効な教育手段ではなかったのだと思います。

当時のroboは体育の準備体操ですら、手取り足取りやってもらわなければ理解出来ない状態だったのですから、迷う余地はなかったと思います。

おかげで、小学校低学年の頃に多くのことを学ぶことが出来ました。体育の準備体操の練習を家でやるより、皆でやった方が楽しいので、学校でしかやれないことがあると思います。

これは、ギフテッドの子のように、習得が先に進んでいる子にも同じことが言えると思います。その子の進度に合わせた教育資源が与えられると、まだ出来ない子も、もう出来る子も元気良く伸びていくと思います。

メンタルヘルスの上で、とても大切なことだと思います。

ふぅ君ママさんは、今、本当に深く悩まれている時期だと思います。考え過ぎてお疲れにならないように、気を付けて下さいね。
Commented by robo_223 at 2018-02-13 08:21
kariさんへ

コメントをありがとうございます。

参考にしていただけるなら、嬉しいです。roboも根本的なところはやはり変わっていません。

でも、変わらなくても、少しずつ症状が改善して本人が生きやすくなっていくことが大事かな、と思っています。また、変わらない部分があるから、それが特別な個性として輝いているのだと思います。

双子の兄弟さんと比べて、出来ないことがあると心配になられると思いますが、また別の素晴らしさが今後見えて来ますから、楽しみなことだと思います。

同じじゃないから、かえっていい、ということが、私もだんだん分かって来ました。今は小さくて、なかなか見えにくいと思いますが、じき見えてらっしゃると思います。

いいタイミングで、ひらがなをお勉強できたんですね。何事もふさわしい時期があると思います。それぞれのお子さんの個性を考慮されて育ててらっしゃる様子に感心するばかりです。

お子さん、それぞれの良さを伸ばして上げて下さいね。
Commented by すもも at 2018-02-13 10:48 x
一歩先の努力をさせる。というのがなかなか難しいです。
わかってはいるのですが…
どうしても、守ってしまい、自己肯定感の方がばかり気にしてしまいます。

今回の記事で、また、一歩先、いろいろうまく導いで行きたい、と思いました。
刺激になりましたー
Commented by robo_223 at 2018-02-13 11:30
すももさんへ

コメントをありがとうございます。

私も含め、ママさんは、それぞれご自分の癖のようなものがあって、「攻め」か「守り」のどちらかに働きかけが偏ってしまうと思います。

健常な子なら、親の偏りを自己判断で修正して育っていくことができますが、発達の子は親の方針の影響を強く受けやすいと思います。

ですから、「攻守」のバランスをとれるように、意識していかなければならないと思います。

とても難しいことですが、すももさんは日々試行錯誤を繰り返し、努力されているので、大丈夫だと思います。
by robo_223 | 2018-02-12 10:00 | Comments(8)

アスペルガーで元ADHDのroboは中学1年生です。ちょっと大変だけれど、楽しい毎日を綴ります。


by robo223